
長らくブログには書いていませんでしたが、先の記事を書いた後すぐに、その記事をご覧になった大日方先生よりご提案をいただき、正式に大辻清司先生が残したものをひとさらいデジタルカメラで撮影してアーカイブ化するプロジェクト「大辻清司実験室デジタル保管計画(仮)」を発足しました。
プロジェクトチームのメンバーは現在のところ、大日方先生とその元生徒である私、同じく同級生であった村田卓也の3人です。
ミッションとしては、だれでも参照可能なデジタルデータ資料の作成という作業のみならず、「チームで『作品』として制作して発表する」というちょっと欲張った目標もあり、手間と時間をかけて、大日方先生監修のもとに大辻誠子夫人にも本格的にご協力をいただいて取り組んでいます。
すでに2回撮影を行い、さらにはこの月曜に3回目の撮影があるのですが、それでもまだまだ撮影がはじまったばかりで、おそらくは訪問可能日の関係から数ヶ月から半年はかかりそうです。


このプロジェクトについて書きたいことがいっぱいあるのですが、アウトプットとしての形がまだ見えていない段階でもあり、さまざまな発見や想いをうまく整理できていません。
撮影記録係としての任を受けて始めたとも言えますが、不思議なことに、その撮影作業ひとつとってもまるで写真学校の授業でも受けているかのように、実に様々なたくさんのことを学習している気になります。
テキストや作品を繰り返し見直し、ご本人が長らく生活し制作に励んでいたその場所で、著作物に登場したモノたちの現物を手に取り、眺め、再度デジタルカメラで撮影していく行為は、あたかもの再現実験をしているかのようで、様々なことを推理考察したり、何がしかの痕跡を補足し感じとろうとする行為に自然赴くのです。
それは地質学のフィールドワークのようにとてもサイエンティフィックな行為に思え、まさに「実験室」にふさわしい、何か不思議な運命めいたものを勝手に感じてしまうのです。

最初で最後の唯一無二の有意義な体験ではありますが、撮影作業や画像レタッチ作業の量も半端なく多いため、そうそう楽しんでばかりはいられそうもありません。途中でサジを投げることのないように取り組みつつ、また少しづつ何か書いていければと思います。


















































